この記事は、前回説明した農薬履歴に関する注意点を補足するため作成しました。(堀川ごぼう05)
農薬成分の使用回数にも注意が必要
前回は「ブランドになるかならないか」について説明しましたが、今回は「出荷できるかできないか」についてです。大丈夫とは思いましたが、念のため記事にしました。
今回深掘りして説明するのは農薬の「使用回数」についてです。「堀川ごぼう」の農薬使用履歴は「苗として使うゴボウの履歴」と「堀川ごぼうの履歴」を足したものですから「使用回数」も足し算されます。
「使用回数」とは、農薬の有効成分ごとに設定された「栽培中に使用できる回数」のことですから、「苗用ゴボウ」に使用した農薬を「堀川ごぼう」でも使用する場合「足した回数が使用回数の上限以下」となることが必須です。
宮崎県産「苗用ゴボウ」を京都産「堀川ごぼう」に使用すると
下に載せた表は、「堀川ごぼう」と「苗用ゴボウ」の農薬使用について、京都府と宮崎県を例にまとめてみたものです。(京都府は地域ごとに異なります)
注意したい農薬は「使用回数が1(赤セル)」のもので、宮崎県で使用されていたら「堀川ごぼうで使用するとアウト」となります。
これ以上詳しく書くのはブログの性格上行き過ぎかと思いますので終りにしますが、くれぐれも農薬の使用回数を超過しないよう気をつけてください。
*参考「令和7年版 病害虫・雑草防除等指導指針・ごぼう」宮崎県植物防疫協会

まとめ
「堀川ごぼう」の「農薬使用回数」は、「堀川ごぼうの回数」+「苗用ゴボウの回数」なので回数超過に気をつけましょう。
“Kyoto Vegetable: How to Grow Horikawa Burdock – Be Careful When Buying Seedlings! Check the Pesticide History (Part 2)”
The number of pesticide applications for Horikawa burdock includes both the applications for the Horikawa burdock itself and those for the burdock used as seedlings, so be careful not to exceed the allowed limit.