海の京都

【海の京都】丹後フルーツ⑦スイカ

 この記事では、丹後地域の重要コンテンツのひとつ「丹後フルーツ」について紹介します。第7回は「スイカ」についてです。(海の京都09)

丹後のスイカ

 丹後産の歴史は古く、江戸時代末期に栽培が始まったと伝わっています。明治時代には網野町の砂丘を中心に産地が広がり、その後丹後一円に広まりました。

 かつては「大玉スイカ」が多く作られましたが、平成に入ると「小玉のラグビーボール型」がもてはやされました。
 現在でも「小玉のスイカ」は人気がありますが、形はラグビーボール型だけでなく丸形も多く作られるようになってきています。

 最近は、久美浜町の砂丘地農家が研究を重ねて生み出したブランド「砂丘のたまご」の人気が高まっています。

*ポイント*
・江戸時代からスイカの名産地
・丹後産は「小玉のスイカ」、ラグビーボール型と丸形がある
・「砂丘のたまご」が人気

丹後産スイカの品種

 丹後の直売所では、3つの品種が人気です。

「飛行船ラルク」
 外観は縞模様のある小玉のラグビーボール型です。
 甘くてシャリ感が良く、皮がとても薄いのが特徴です。「砂丘のたまご」は主にこの品種を使っています。

「ひとりじめボンボン」
 外観は丸型の小玉で、縞はありますが全体に黒っぽいため、見た目はまっ黒です。
 果肉が真っ赤でシャリ感が良いので大阪で人気があり、「きょうとのぼん」と言う名前で出荷しています。

「ひとりじめ7(セブン)」
 外観は丸型の小玉で、「ひとりじめボンボン」と違いはっきりと太い縞模様が見えます。
 スイカらしい外観なので、直売所では「ひとりじめボンボン」よりこちらを選ぶお客さんも増えています。

砂丘のたまご

 京丹後市久美浜町の砂丘で栽培している、丹後ブランドのスイカです。
 ラグビーボール型の小玉スイカで、冷蔵庫の棚にすっぽりと入るサイズです。また、皮がとても薄いのも特徴です。

 まるで砂の中からポッコリと生まれた卵のように見えるため「砂丘のたまご」と名付けられました。
 豪快にいきたい方は、半熟たまごをエッグスタンドに立てて食べるように、半分に切った「砂丘のたまご」をカフェオレボールに立て、果物スプーンですくって食べてみてください。

*参考:【先行予約/数量限定100】砂丘のたまご(小玉スイカ) 1玉(2026年6月中旬~発送)(京丹後市ふるさと納税特設サイト)

*参考:伝統の砂丘地農業を守る砂丘特産研究会(JA京都)

Tango Watermelon – The Coastal Sweetness of Kyoto by the Sea

This article introduces one of the key features of the Tango region: “Tango Fruits.” In this 7th installment, we focus on Watermelon.