京野菜のひみつ

万願寺とうがらし

「万願寺甘とう」への道⑥高くてあきらめた品種登録(万願寺とうがらし10)

この記事では、「万願寺甘とう」の名称ができるまでの動きを紹介します。え?登録できるんですか 少しずつでしたが「万願寺とうがらし」の認知度が上がっていきました。そうなると心配なのが「よその県に目をつけられる」ことでしたが、今のところ市販種子で...
万願寺とうがらし

「万願寺甘とう」への道⑤V字整枝で大成功(万願寺とうがらし09)

この記事では、「万願寺甘とう」の名称ができるまでの動きを紹介します。露地からハウスへ 「万願寺とうがらし」の販売促進を展開するということは、産地にたいし出荷量・出荷期間の拡大が求められます。 その対応としていちばん効果的なのは、慣行の露地栽...
万願寺とうがらし

「万願寺甘とう」への道④大正生まれなわけないでしょ(万願寺とうがらし08)

この記事では、「万願寺甘とう」の名称ができるまでの動きを紹介します。「京の伝統野菜」の定義づけ 1987年、京都府により「京の伝統野菜」というネーミングと定義づけが行われ「18品目38種」(準ずるものを加えると18品目41種)が選定されまし...
万願寺とうがらし

「万願寺甘とう」への道③料亭から苦情「皿がない」(万願寺とうがらし07)

この記事では、「万願寺甘とう」の名称ができるまでの動きを紹介します。料亭からの支援 「見たことない大きさのトウガラシ」「トウガラシなのに全然辛くない」「シシトウと違って肉厚で甘くて美味しい」「京都の特別な野菜なんだって」 こんな感じで生鮮野...
万願寺とうがらし

「万願寺甘とう」への道②始まりは焼肉のタレ(万願寺とうがらし06)

この記事では、「万願寺甘とう」の名称ができるまでの動きを紹介します。「大きなトウガラシ」の伝道師 1983年から、中央市場に向けた「京野菜・万願寺とうがらし」の売り込みが始まりました。 「万願寺とうがらし」は「京都の伝統野菜(最初の呼称)」...
万願寺とうがらし

「万願寺甘とう」への道①京野菜第1号は「準じるもの」(万願寺とうがらし05)

この記事では、「万願寺甘とう」の名称ができるまでの動きを紹介します。2つの補助事業が後押し 昭和の頃は、舞鶴でもまだ「万願寺とうがらし」と呼ばれており、舞鶴市内の西半分だけで消費されるものすごくニッチな野菜でした。 しかし1982年に京都府...
海老芋

湿りラインに注目、たっぷり潅水のウソ(海老芋11)

この記事では、海老芋の生育初期に行う「うね間潅水」のコツについて紹介します。潅水残しがないように 前の記事で「うね間潅水」は早くからおこないましょうと書きました。では、どのくらい水をあげればよいのでしょうか。 まず注意しておくことは「均一に...
海老芋

まだ早いと思っても潅水・ここで大きな差ができる(海老芋10)

この記事では、海老芋の初期生育を促進させる早期潅水について説明します。活着までは「潅水禁止」 定植後の「不織布トンネル被覆」により「株元を適度に乾燥」させることで活着を促進されます。活着が完了すれば、栽培管理は次のステージに移行します。 逆...
万願寺とうがらし

大きな穴で「白絹病」予防・発生源は自分(万願寺とうがらし04)

この記事では、万願寺とうがらしで問題になっている「白絹病」の対策について説明します。注目されだした「白絹病」 万願寺とうがらしの防除すべき病害として、近年あちこちの産地で「白絹病」が取りあげられるようになりました。ところが舞鶴市だけで作って...
賀茂なす

「タコつぼ」は「青枯れ」のもと・たいてい青枯病ではない(賀茂なす02)

この記事では、賀茂なす栽培の初期に発生する「青枯れ」症状について説明します。「タコつぼ」定植は「塹壕戦」  露地で賀茂なすを定植した後の注意点です。定植はホーラーでマルチに穴を開けて行いますが、その後の管理は「圃場の土質に注意」して行ってく...