海の京都

【海の京都】バタフライガーデンに向く品種リスト

 丹後の花苗店で計画していた「バタフライガーデン」の資料が出てきたので紹介します。蝶が良く訪れる花のリストと、身近にありそうな樹木や雑草の「食草」のリストです。(海の京都13)

「バタフライガーデン」にお勧めする花

 だいぶ前のはなしですが、京都府の肝いり観光拠点「丹後あじわいの郷(現道の駅・丹後王国「食の都」」の周辺施設として、18か所作られたうちの一つに花苗直売施設「やさか花の郷」がありました。
 現在は円満閉店していますが、当時(20世紀末~21世紀初頭)は大変人気で、週末は500人くらいの来店がありました。

*参考:丹後王国「食の都」のホームページ

 その設立に関わり、技術や経営の支援だけでなく企画づくりもさせていただきました。手に入るパンジー品種200種、丹後の寒さを乗りきった丈夫な宿根苗、京都府の研究所が使うプロ仕様の培土など色々なことが実現できました。
 しかし、借金を全返済し経営が軌道に乗った頃に丹後を去ることになり、やり残した企画もありました。その一つが今回紹介する「バタフライガーデン」です。

 「バタフライガーデン」というのは、たくさんの蝶が生まれたり訪れたりする庭のことですが、「花の蜜を求めて蝶がやってくる庭」と考えた方が現実的でしょう。
 蝶が住むことまで考えると、悪く言えば害虫増殖圃場になってしまいますから近所迷惑です。折衷案として、蝶の幼虫が食べる「食草」が「近所の樹木や雑草」なら、まあ問題ないので、次の項目で「食草」リスト(ただし農家が育てているもの除く)も紹介します。

*参考:蝶が来る庭-バタフライガーデンのすすめ(海野和男、草思社)
*参考:小さな里山をつくる-チョウたちの庭(今森光彦、アリス館)

 お勧めなのは、雑草扱いなのに園芸種も豊富な「アザミ」です。「モンシロチョウ」「アゲハチョウ」「シジミチョウ」が良く来ます。
 耐寒性の強い宿根草なので、育てるのは植えっぱなしでかまいません。また、はびこっても「自生地」っぽくなり、雑草を放置しているようにはみえないのも良いところです。

 蝶特に「アサギマダラ」が訪れる花として有名な「フジバカマ」も植えてみてください。ただし、品種には和種と西洋種がありますが、アサギマダラがやってきた感を出すには和種の方がお勧めです。
 ただし、和種の野生種は絶滅危惧種あつかいなので、交配種が入手しやすいです。そして、和種でお勧めなのが「はんなり」です。この品種は「京都で発見された新品種」なので、これから人気が出るかもしれませんね。

*参考:フジバカマ「はんなり」(大和農園楽天市場店)
     現在本社の通販ページが工事中のため楽天のページを載せました。
*参考:源氏藤袴会のホームページ
     京都に自生する藤袴(固有種)の保全・育成を行っている団体です。

 次の表は、以前作ってみたリストですが、何分古いため参考程度に見てください。(なのでアザミとフジバカマは載っていません)

身近にある蝶の「食草」

 次の表は、蝶の幼虫が食べる木の葉や雑草(食草といいます)のリストです。近所を散歩する時に、植わっていたり生えていたりしたら、蝶の幼虫がいるかもしれません。
 いくら花を植えても、近所に住んでいなければやってこないですから。

 余談ですが、近所にエノキが植わっていたらタマムシの成虫がいるかも。葉を食べたり高い所を飛んだりするので、目線より上を観察すればキラキラ光るタマムシを見つけることができるかもしれません。

“Sea of Kyoto: Recommended Plant Varieties for Butterfly-Friendly Gardens”

I found some materials from a flower nursery in Tango that had been planning a ‘Butterfly Garden,’ so I’d like to share them.
They include a list of flowers that butterflies frequently visit, as well as a list of host plants—trees and common wild plants that caterpillars feed on.