以前の記事で、摘葉の方法と親茎切除について書きましたが、今回は親茎を切除したことで満足し、その後放置してしまったらどうなるか、について紹介します。(海老芋64)
摘葉の最終段階は、親茎から発生する葉だけを「出てくるたびに切除=0枚管理」する作業を、9月前半まで継続して行います。
ところが、摘葉を茎元で切除する派の方は「親茎も元から切除+土乗せ(第4回土寄せ?)」することが多いです。
その管理を勧めないのには、疫病リスクが高まるるからだけでなく、もう一つ大きな理由があります。それは「親茎切除後に放置しがち」になるからです。スパッと切ったので任務完了ではないのでけどね。
というわけで、今回は「切った後放置した株の様子」を紹介します。
下の写真は、切除後しばらくして「切った後から葉が出てきた」状態です。茎葉の元となる生長点は、親芋の先端にあるため、株元を切除したくらいでは取り除けませんから、新たな茎葉が出てくるわけです。
この段階で、摘葉作業をしないでいると・・・

下の写真のように、次々と茎葉が発生してきます。写真は、葉が3枚再生してしまった状態です。この頃では、まだ親芋の力が残っており、子茎の茂りを押しのけて「親の茂りが再生」してしまうでしょう。
そんなことになったら、何のために摘葉していたのかわからないですよね。

下の写真は、親の茂りが復活したため「子茎の茂りを抑制」している状態になってしまっています。
これでは、親芋は大きくなりますが、子芋の光合成が制限され、肥大が抑制され、小ぶりになってしまいます。
こんなになっても「摘葉はがんばって行った=効果はバッチリ=株を見ても何も思わない」となる方をたくさん見てきたので、「摘葉0枚管理の励行」をお勧めしているわけです。

What happens if you leave Kyoto’s Ebi-imo (taro) untouched after cutting off the main stem?
In my previous article, I introduced the methods for leaf pruning and removing the main stem. In this article, I will explain what happens if you get satisfied just by cutting the main stem and end up leaving the plant untouched.

